2014年5月アーカイブ

FX為替で直先の取引相場とは?

FX為替の直先は、売買高ベースで直物の概ね3倍以上の市場規模を有します。

そもそも、比較的多勢の直先市場の参加者は、一体どのような取引を行っているのでしょうか?

直物が約定から2営業日後、先渡が(仮に市場が存在したとすれば)より将来を受渡日とした為替相場を売買するのに対し、直先は直物と先渡とのレート差である"直先スプレッド"が売買対象となります。

為替ディーラーには、2営業日後渡の直物レートに賭ける"スポット・ディーラー"、直物と先渡とのレート差で勝負する"フォワード・ディーラー"の2種類が存在します。

このうち後者が対象とする直先スプレッドは、円相場の場合は相場体系となっています。

為替は原則1年以内の短期市場です。期間ごとに先渡レートがさまざまであることから、その直物レートとの差である直先スプレッドも期間ごとにさまざまとなります。

インターバンクの直物市場と同じく、bid(買値)とoffer(売値)との両サイドのFXレートが提示されます。たとえば「1ヵ月物:△50-△48銭」のbid(△50銭)は「1米ドルにつき先渡で直物よりも50銭安く米ドルを買いたい」、offer(売値:△48銭)は「同じく先渡で直物よりも48銭安く米ドルを売りたい」といった市場参加者の意思を表します。


このように円相場の直先市場では、米ドルの先渡を直物よりも対円でどれだけ安く購入するかの価格差(=直先スプレッド)が取引対象となります。

直先スプレッドの水準は、直物レートに日・米それぞれの金利水準に依存して決まります。このため、フォワード・ディーラーは、直物為替だけでなく金利動向も材料に直先スプレッドの取引を行います。